国土交通省の「令和7年3月末現在の建設業許可業者数調査」の結果によると、なんと全国の建設業許可業者数が2年連続で増加していることが明らかになりました。
全国で許可業者数が堅調に増加!
令和6年度末時点の全国の建設業許可業者数(会社の「数」)は、483,700業者に達しました。
一度は減少した時期もありましたが、令和5年度末に続き、令和6年度末も着実に増加。また、29の業種別に見た許可の総数(許可が全部でいくつあるか・1つの会社で複数の許可を持っておられることもあります。)は、令和7年3月末現在で1,765,866業者となり、前年同月比1.9%の増加となっています。これは、建設業界全体が再び勢いを取り戻しつつある証拠と言えるでしょう。
新規許可と廃業の動向
令和6年度中に新規で建設業許可を取得した業者は16,164業者でしたが、残念ながら前年度比では微減となりました。一方で、許可が失効した業者は11,847業者で、その内訳は以下の通りです。
- 廃業届出: 7,252業者(前年度比1.6%増)
- 更新手続きを行わないことによる失効: 4,595業者(前年度比2.2%減)
人気の業種は?
令和7年3月末現在、許可を取得している業者の数が多い業種は以下の通りです。
- とび・土工工事業: 183,700業者(全体の38.0%)
- 建築工事業: 143,593業者(全体の29.7%)
- 土木工事業: 131,889業者(全体の27.3%)
富山県の現状と建設業の未来
ちなみに、令和7年3月末現在、富山県の建設業許可業者数は以下の通りです。
- 大臣許可: 一般115業者、特定67業者(合計133業者)
- 知事許可: 一般4,663業者、特定444業者(合計4,835業者)
- 富山県全体総合計: 4,968業者
また、個人事業主の構成比率は13.9%でした。
建設業許可業者数が最も多かったのは平成12年3月末で、当時は政府の景気対策として大型の公共事業が多数実施され、道路、ダム、橋梁などのインフラ整備が活発化し、多くの企業が建設業に参入しました。
そのピークにはまだ届かないものの、令和に入ってから、建設業者の数は着実に増加しています。これは、老朽化したインフラの更新需要や、大規模災害からの復旧・復興、そして企業の設備投資など、多岐にわたる需要が業界を押し上げていることを示しています。
建設業許可取得は、今がチャンスです!
全国的にも、そして地域でも建設業が確実に活気を取り戻しつつある今、事業拡大をお考えの社長さんにとって、建設業許可の取得は大きな一歩となるでしょう。
これまで請け負えなかった500万円以上の工事を受注できるようになり、会社の信用力も向上します。
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