建設業許可の「うっかり失効」にご注意!5年ごとの更新が事業継続のカギ

建設業の許可は取得したら終わり、ではありません。実は、有効期間が5年間と定められており、この期間が過ぎると、残念ながら許可は失効してしまいます。

許可の有効期限を確認しよう

お手元の建設業許可通知書の中央をご覧ください。「許可の有効期間」が示されていますよね。 そこに記された年月日の始まりが「許可年月日」、つまり許可のスタート地点になります。

許可が有効なのは、その許可年月日から5年目の前日までです。

(例)

  • 許可年月日:令和7年6月22日
  • 許可が有効なのは:令和12年6月21日まで

この日を過ぎてしまうと、会社は「許可のない状態」となってしまいます。

「失効」してしまうと、こんなに大変です

もし、更新手続きをしないまま有効期限が過ぎてしまうと、残念ながら「新規」で許可申請を取り直すことになります。

さらに困ったことに、期間を空けずにすぐに新規申請ができるわけではありません。一度失効してしまうと、約3ヶ月ほど期間を空けてからでないと再申請ができないのです。

そして、新規申請から許可が下りるまでに約30~40日ほどかかるため、結果として合計で4ヶ月ほど、許可がない状態が続くことになります。この間、500万円以上の工事は請け負えませんから、事業への影響は計り知れません。

更新申請は余裕をもって、計画的に更新申請を行ってください。

更新申請の提出期限は、許可の有効期間が満了する日の30日前までです。

もし、この期限内に更新申請が受け付けられ、有効期間満了日までに審査が終わらなかったとしても、ご安心ください。申請が受理されていれば、新しい許可が下りるまでの間、これまでの許可は有効な状態を保ちます。

それでも、不測の事態を避けるため、なるべく早めに申請されることを強くお勧めします

更新申請時に忘れがちな重要ポイント

更新申請を行う際には、以下の書類が提出済みであることも非常に重要です。

  • 毎年の決算変更届(事業年度終了届)
  • 各種変更届(役員変更、本店移転など、変更があった場合)

これらの届出が漏れていると、更新申請を受け付けてもらえません。

日々の現場仕事に追われ、これらの手続きをうっかり忘れてしまう社長さんの気持ちは、私たちもよく理解できます。しかし、更新申請を忘れて許可が失効してしまうと、会社の経営にも大きな影響が出てしまいます。

 

もし許可を失ってしまっても、諦めないでください!

それでも、うっかり確認し損ねて更新できず、許可を失ってしまった社長さんもいらっしゃるかもしれません。ご安心ください、もう一度、新しく建設業許可を取り直すことは可能です!

大切な事業を継続していくため、そして新たなチャンスを掴むため、もう一度、私たち行政書士にお力添えさせていただけませんか?

そんな大切な手続きだからこそ、専門家である私たち行政書士にお任せください。

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