建設業許可における屋根工事の定義や、他の業種との違いは?
1. 屋根工事とは?その工事内容と具体例
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屋根工事の定義:
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瓦、スレート、金属板などを使って、建物の屋根をふく工事を指します。
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雨漏りを防ぎ、建物を風雨から守る、非常に重要な工事です。
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工事の具体例:
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瓦のふき替え、スレート屋根の設置
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金属板による屋根ふき
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屋根断熱工事(屋根ふき工事と一体として行うもの)
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屋根の防水工事(屋根ふき工事と一体として行うもの)
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2. 屋根工事と「板金工事」の相違点
屋根工事と板金工事は、どちらも金属板を扱うため混同されやすいですが、建設業許可上は明確に区別されています。
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屋根工事:
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主に建物の屋根をふくことを目的とした金属板工事です。
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例: ガルバリウム鋼板などの金属板を屋根材として使用する工事。
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板金工事:
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主に建物の内装や外装、換気設備など、広範囲にわたる金属板の加工・取付けを専門とする工事です。
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例: 雨どいの設置、金属サイディング(外壁)の取付け、ダクト工事。
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相違点: 屋根全体をふく工事は「屋根工事」に分類されますが、雨どいの取付けなど、屋根に付随する金属板工事は「板金工事」に分類されることが多いです。
3. 建設業許可と屋根工事
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屋根工事の許可:
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屋根工事の専門的な知識と技術を証明するため、「1級瓦葺技能士」や「1級建築施工管理技士」などの資格が、技術者要件として認められます。
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屋根工事は、建物の安全と快適な暮らしを守る上で欠かせない工事です。
建設業許可を検討する際には、ご自身の事業内容が「屋根工事」なのか、それとも「板金工事」なのか、扱う材料や工事内容を正確に把握することが重要です。
ご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。