手続きの確実性と家族の絆、その両方を守るために
協議書作成の必要性と行政書士への期待
遺産分割協議書は単なる書類ではない! 行政書士が「公平」と「円満」を守る理由
相続が発生した後、被相続人(故人)の遺言がない場合、相続人全員で「遺産分割協議」を行い、誰がどの財産をどれだけ受け取るかを決定する必要があります。
この話し合いの結果を正式な文書としてまとめたものが、「遺産分割協議書」です。
この協議書は、単に家族間の約束事というだけでなく、その後の不動産の名義変更(相続登記)や預貯金の解約・払い戻しを行う際に、金融機関や法務局へ提出が必須となる重要な書類です。
相続人の皆様が自力で作成しようとすると、法的な要件を満たせず手続きがストップしたり、感情的な対立が長期化したりするリスクがあります。だからこそ、行政書士のサポートが不可欠なのです。
役割1:【専門家】としての役割 — 法的な不備をなくし、確実な手続きを保証
「手続きが止まらない」確実性。行政書士は専門家として何をするのか?
遺産分割協議書は、記載内容に一つでも不備があると、その後の公的な手続きが全て滞ってしまいます。
行政書士は、行政手続きと法律文書作成の専門家として、以下の確実性を保証します。
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正確な財産目録の作成:不動産の正確な地番や預貯金の口座特定など、登記や解約に必要な財産目録の正確性を確保します。
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法的な有効性の担保:協議書が民法や戸籍法などの法律に基づき、法的に有効であることを確認します。
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要件の充足:署名、押印(実印)、印鑑証明書の添付といった法的な要件を完全に満たし、その後の登記や金融機関での手続きが確実に完了できるように導きます。
役割2:【中立】・【公平】としての役割 — 感情論ではなく、事実に基づく合意形成をサポート
争いを未然に防ぐ「調整役」。行政書士は中立・公平な立場で貢献します
相続の話し合いが、感情的な対立から「争い」に発展してしまうケースは珍しくありません。
行政書士は、相続人の誰か一人の代理人ではなく、文書作成のプロとして、中立的な立場を維持します。(※なお、個別の交渉や紛争性の高い案件は弁護士の領域となります)
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客観的な基盤の提供:相続人それぞれの主張や感情論に流されることなく、客観的な事実(財産評価、法定相続分など)に基づいた冷静な話し合いを促す基盤を提供します。
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公平な意見の反映:全ての相続人の意見を公平に文書に反映し、協議書の内容が偏ったものではないことを明確にします。
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記録の保全:後から「言った」「言わない」の争いにならないよう、合意内容を正確かつ明確に記録として残します。
役割3:【円満】としての役割 — 将来を見据えた、家族の絆を守るサポート
家族の「わだかまり」を残さないために。行政書士が目指す円満な終結
遺産分割協議の真の目的は、単に財産を分けることだけではありません。将来にわたって家族の絆を守り、故人の思いを円満に引き継ぐことにあります。
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将来のトラブル予防策の記載:単に財産を分けるだけでなく、「なぜその分け方になったか」という背景や、将来の祭祀承継(お墓や仏壇の管理)についての取り決めも文書に残すことで、将来的な親族間のトラブルを防ぎます。
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冷静な視点の導入:行政書士の中立的な関与は、感情的になりがちな話し合いに冷静な視点を導入します。これにより、話し合いをスムーズに進行させ、円満な合意形成を助ける「クッション材」の役割を果たします。
私たちは、財産を巡る「争続(そうぞく)」ではなく、故人の思いを受け継ぎ家族の絆を大切にする「想続(そうぞく)」へと導くことを使命としています。
行政書士に任せる安心感
手続きの確実性と家族の絆、その両方を守るために
相続は、誰にとっても一生に一度の大切な手続きです。遺産分割協議書は、相続人全員の合意と意思を後世まで残す、大変重要な「証」となります。
この重要な文書の作成を、中立的かつ専門的な行政書士にご依頼いただくことで、手続きの確実性はもちろん、「公平」で「円満」な家族関係を守ることに繋がります。
遺産分割協議書の作成はもちろん、その前提となる相続人調査や財産目録の作成、さらには改葬許可申請(墓じまい)といった各種手続きでお困りの際は、ぜひ当行政書士事務所にご相談ください。
確実な手続きと、心穏やかな解決のために、私たち行政書士が全力でサポートさせていただきます。