建設業許可を新規で申請したり、更新したりする際、避けて通れないのが「事務所要件」の確認です。

「本当にここで仕事してるの?」という点を役所にチェックされるわけですが、初めて経験する事業者様にとっては「家宅捜索みたいな厳しいものなの?」と不安になりますよね。

現役行政書士の視点から、その実態とチェックポイントを分かりやすくまとめました。

調査官はここを見ている!3つの必須ポイント

事務所として認められるためには、単に「机がある」だけでは不十分です。以下の「独立性」「実体」が厳格にチェックされます。

 

① 物理的な独立性

特に自宅兼事務所や、他社と同居している場合に重要です。

  • 他社とスペースが明確に仕切られているか(パーテーションや壁)。

② 業務を遂行できる備品

「ただの空き部屋」では許可は下りません。

  • 固定電話・FAX: 携帯電話だけでなく、固定回線があることが望ましいです。

  • 事務机・椅子: パソコン作業ができる環境か。

  • 書類保管棚: 契約書や図面を管理するキャビネットがあるか。

③ 外部からの視認性

  • 看板・表札: 会社名や屋号が外から見える場所に掲示されているか。

    例:100円ショップの自作プレートでも良いので、必ず社名を掲示しておきましょう。

 

3. 当日の流れと雰囲気

現地調査が来る場合、雰囲気は決してピリピリしたものではありません。 「不正を暴く」というよりは、「マニュアル通りの設備が揃っているかを確認しに来る」という事務的なスタンスです。

  1. 外観の確認: 看板やポストの社名を確認。

  2. 内部の確認: デスク、電話、パソコンなどの配置を確認。

  3. 写真撮影: 役所の記録用に数枚撮影。

  4. ヒアリング: 「ここで主に事務作業をしていますか?」といった簡単な質問。

時間は15分〜30分程度で終わることがほとんどです。

 

 

4. 行政書士からのワンポイント・アドバイス

「事務所調査で不許可になる」ケースの多くは、生活感が出すぎていることや、他社との境界が曖昧なことです。

注意点:

  • 洗濯物が干してある、生活用品が散乱しているといった状態は避けましょう。

  • 賃貸物件の場合、契約書の用途が「住居専用」になっていると、管理者の「使用承諾書」が必要になる場合があります。

事務所調査は、しっかり準備さえしていれば決して怖いものではありません。「建設業の看板を背負って仕事をする場所」として、最低限の体裁を整えておきましょう。

もし、「自分の事務所が要件を満たしているか不安…」という方は、ぜひ一度ご相談ください。写真の撮り方一つで、審査の進み具合が変わることもありますよ!

 

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