行政書士になった理由・自己紹介

やまもと行政書士事務所にて

富山県高岡市のやまもと行政書士事務所のサイトへようこそ！

代表の山本亜希子と申します。

【北九州仕込みの度胸と、富山での新たな挑戦！】

私の原点は1968年、福岡県北九州市にあります。そう、あの「ど派手な成人式」で全国的に有名な街でして（笑）。生まれ育った街の大多数が「目立ってなんぼ！」という感じでした。

当時の父は新日鉄（現：日本製鉄株式会社）の社員で、それはもう厳格でした。「娘には遠くに行ってほしくない。それに女性は4年制大学に行かなくていい。それより手に職をつけろ！」と、今では少々驚かれるような（？）考えの持ち主。夜遅くまで勉強していると「健康が一番だ！早く寝ろ！」と叱られたものです。高校の三者面談の際には、担任の先生からも「お父さん、今はそんな時代ではないですよ。」と指摘されたのですが、父は聞き入れず。まさに「昭和あるある」を地で行く、古き良き九州男児でしたね。

正直、父の言葉には逆らえず、「本当は4年制大学に行きたいんです…」とは言い出せないまま、福岡県立九州歯科大学付属歯科衛生学院（当時は2年制）へ進学し、歯科衛生士の道を歩むことになりました。今になって思えば、父は、すでに姉が東京に行ってしまっていたため、「次女まで遠くに行かせたくない」「4年制大学に行くと、また遠くに行ってしまうかもしれない」と願っていたのでしょう。親となった今なら、その気持ちが痛いほど理解できます。

【そんな、自分が何故か富山に⁈】

そして平成3年、運命の出会いを経て、夫の故郷である富山県に嫁ぐことに！翌年には夫が歯科医院を開業したため、私はその立ち上げから経理、はたまた雑用まで（笑）、まさにとことんサポートする日々が始まりました。

【意外な共通点？　医療現場から行政書士へ】

歯科医療界と行政書士。一見、まったく接点がないように思えますよね？私も最初はそうでした。でも、日々のクリニック運営で、行政に毎年義務付けられた多数の書類を提出したり、補助金申請に奔走したり。医療法人設立時には、県庁や東海北陸厚生局、厚生センターといった関係各所に何度も問い合わせ、大量の書類を揃えて提出することに文字通り「奔走」するうちに、「あれ？これってなんだか得意かも？」と、行政手続きに漠然とした親近感を抱くようになったんです。

【歯科医療界から行政書士？　本気で行政書士を目指すきっかけ】

そんな私が「よし、本気で行政書士になろう！」と覚悟を決めたのは、実は大きな病を経験したことがきっかけでした。それまでは訪問歯科衛生士として、施設やご自宅で口腔ケアのお仕事に情熱を注いでいましたが、癌の手術後、腕が思うように上がらなくなり、このままでは患者さんにご迷惑をかけてしまうと痛感しました。大好きな患者さんを別の歯科衛生士に引き継ぐのは、本当に辛い決断でした。

病の告知を受け、訪問歯科の仕事を離れた後、「この経験を活かして社会貢献できることはないだろうか」と模索する日々が続きました。そこで思い出したのが、歯科医療と行政の深い関わり。「人生は一度きり！行政書士になりたい！」という情熱が、メラメラと燃え上がったんです。受験勉強中は、かつて厳しい受験勉強を経験した夫でさえ「そこまでやるか！俺にはここまでできんわ」と驚くほど勉強に没頭しました。しかし、私自身は、目標に向かって学び続けることが本当に楽しくて仕方がありませんでした。（ちなみに、ガンは初期段階で無事完治いたしましたので、どうぞご心配なく！）

【粘り強く、心を込めて、共に歩む～私の行政書士道～】

そして、念願叶って行政書士試験に合格！「早く一人前になりたい！」と、合格後は尊敬する先輩行政書士のもとで、文字通り「修行」させていただきました。

歯科医療や福祉の現場で培った「丁寧に相手の気持ちに寄り添う心」と、困難な状況でも決して諦めない「粘り強くやり抜く精神」は、私の行政書士としての揺るぎない信念です。

細部にまで気を配り、一つ一つの業務に真心を込めて丁寧に取り組み、お客様の不安や疑問に寄り添い、親身になって支え続けることを、私の使命としております。

皆様の「困った」を「良かった！」に変えるお手伝いができれば幸いです。どうぞ、どんな小さなことでも、お気軽にご相談くださいね！

山本亜希子